皆様、令和7年の新年明けまして、おめでとうございます。
子ども達の暮らしています、児童養護施設「みどり寮」はじめ他3施設に対しまして、本年も皆様方のご助言、ご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、本年は、皇紀2685年、西暦2025年、令和7年(乙巳年【きのとみとし】)です。長い歴史を振り返る時、1955年(昭和30年)4月、社会福祉法人の認可を頂き、法的条件を整えて、定員50名の民間養護施設を発足しましてより、本年で70年の歳月が経過しました。そして、養護施設開設以来、多くの先人たちが、奉仕の精神の基に、額に汗をにじませて、子ども達の為にと「一隅を照らす【いちぐうをてらす】」活動を展開し、輝かしい実績のもと、ご活躍くださいました。このことにより、今日を迎えるようになりました。児童養護施設「みどり寮」と名称した寮舎によって、子ども達が、諸先生の寄り添う養育から、毎日の暮らしをのびのびと元気に暮しております。これも地域の皆様による善意の心を頂く中に生活できまして、このことへ、私共、宇和島厚生協会としまして感謝で一杯であります。一つの例を紹介しますと、昨年の暮れ12月、ご奉仕の餅つき交流会が開催されましたが、地域の皆様方が、早朝からご参加くださって、子ども達と一緒にもちつきをして頂いて、一つの臼からつきあげたお餅を子ども達が、楽しくほおばる姿に喜びを見る時、こういった行事をいつも沢山行ってくださる皆様方の善意の心を、子ども達は、年齢は異なっていますが、それぞれに胸に受け止めて、育っていることと思うところです。皆で育てた子ども達は、いつの日か、「みどり寮」と関係他施設を巣立っていきますが、巣立って行く子ども達に役職員はじめ、多くの皆様が見られて、良く成長したと「一隅を照らす」務めに感慨ひとしおのものを覚える時であります。どうか皆様には、これからも、宇和島地域の「一隅を照らす」活動の福祉の光が輝きますようにお願い申し上げます。
本年も宇和島厚生協会の事業として進めて参りますのは、児童養護施設「みどり寮」を中心に、地域小規模児童養護施設「子どもの家すみよし」及び地域小規模児童養護施設「子どもの家こすもす」、そして、子どもの為の地域子育て相談窓口「こども家庭支援センターみどり」の活動を進めて参ります。
このように子ども達の養育を行う為にと、時代の要請に応えて事業推進を実施して参りますので、何卒、ご助言、ご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
皆様方のご健勝とご多幸をご祈念して、新年のご挨拶とさせて頂きます。
社会福祉法人 宇和島厚生協会
理事長 曽根 貞義